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ウェブデザイナーなら、プレゼン資料をInDesignで作ってみてはいかが?

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ウェブデザイナーの皆さんにご質問なんですが、InDesignって使ったことありますか?

「InDesign使ったことあるよ」ってこたえが返ってくる人、じつはけっこう少ないのかなと思います。アドビCSのデザインプレミアムを買った人なら、持っているのに使わない状態なわけです。もう、もったいない!
普段使わないInDesignを使うと、じつはプレゼン資料や企画書、スライドなどのデザインがけっこう作りやすいんだよ、というのが今日のテーマです。
もちろん、書籍や雑誌の編集、電子書籍の作成となるとなかなか簡単にはいかないんですが、これが「プレゼン資料を作る」ってことに限定するなら、ほかの作成ツールよりずっと作りやすいはず!

もくじ

それぞれのツールについての雑感。

さて、プレゼン資料の作成は、パワーポイント、キーノート、Illustratorなどで作る方が多いでしょうが、InDesignとの比較という意味も込めて、それぞれのツールについての雑感を。

パワーポイントは、プレゼン資料の作成では、いちばん使われているツールだと思います。
でもパワポって、営業さんや(営業上がりの)ディレクターさんのツール、って印象が強いですよね。悪いツールじゃないんですが、互換性のあるオープンオフィスだと表示が崩れたり、なんとなくデザイナーにとってはあまりいい印象がないかもしれません。
特に、プレゼン資料としてパワポ資料を出そうとすると、Macだと上記の互換性の問題でうまく表示されないことが多いので、PDFで出力することになるでしょう。でも、わざわざパワポで作ってPDFで出力するよりも、InDesignで最初から作ったほうが早いよ、ってことになります。

つぎはキーノート。こちらはじつは私はあんまり使ったことがないのですが、プレゼン資料として、Macのある環境ならもベストのツールかもしれません。
ただ、デザイン系のセミナーじゃない限り、毎回会場にMacが置いてあるとは限らないし、そもそもキーノート入っていないかもですし、さらには自分のMacBookをプロジェクターに繋げない場合もだってありえます。そうなると、キーノートで用意したデータがまるで役に立たなくて絶体絶命! もちろん、キーノートもPDFで出力できるので、InDesignのほうが良いとは言い切れないんですが。
というか私がキーノートを持ってないんでよくわからないというだけです、すみません!

最後に、Illustratorですが、CS4から登場した「複数アートボード」の機能を使えば、複数のPDFも一枚のAIファイルから作れるのでぐっと便利になりました。
でも、複数のページで同じ位置に配置したいときや、ページ番号だとか見出しとかを効率的に配置したい場合、InDesignのほうがいいんです。

新規ドキュメントをつくろう

それでは、実際にInDesignでのプレゼン資料作成の手順を追っていきましょう。

まず、他のアドビソフトと同様、Ctrl(command)+Nキーで新規ドキュメントを作成します。
しかし! 普段IllustratorやPhotoshopは使うけど、InDesignは使わないって人は、まずここでつまづきます。
「レイアウトグリッド? マージン? なんだそりゃ」ってなるので。

今回は、設定を以下のとおりにしてください。

  • ページ数は、プレゼン資料(スライド)の数が5なら5(表紙を含む)
  • 開始ページ番号は1
  • 見開きページのチェックは外す
  • ページサイズはA4
  • 方向は横置き
  • 綴じ方は左綴じ(文章の方向を縦組みにするか、横組みにするかの設定です)
newdoc

そして、迷わず「マージン・段組」を選択しましょう。

ちなみに、ページもののレイアウトをするときには「レイアウトグリッド」を使う、っていうのは頭の片すみに覚えといて損はないかもしれないです。

つづいて、実際に作業する前にもうひとつダイアログボックスが出るので、こちらも設定していきます。
マージンの設定には決まりはなくて、どのくらい余白があると綺麗に見せられるかという設定ですね。いったんは初期設定の20mmにしておきます。あとから変更もできます。ちなみに印刷用語で、天は上部のこと、地は下部のことです。
段組は1でもよいのですが、左右を二段にして使いたいときもあるので、今回は2段としておきます。間隔は10mmとしました。

newmargin

マスターページってなんなのさ?

なんだか、フォースをあやつりそうなこのマスターページですが、ひとことで言うなら、「複数のページに同じ効果をつけられる、テンプレートとなるページ」ってところでしょうか。……えーと、はい、若干わかりづらいですよね。
ということでものは試し、実際にマスターページを使ってみましょう。
まずは以下の画像をご覧ください。

master

こちらは、右のパネルのページという項目を表示させている状態なんですが、ページパネルの2本線が入っている上の、「なし」「Aマスター」という表示がある部分がマスターページ、2本線の下の1〜5と表示されている部分は、1ページ目から5ページ目の実際の表示です。そして、1〜5ページ目の表示には、上に「A」と入っています。
これは、実際の表示となる1〜5ページに、「Aマスター」ページが適用されていますよ、という状態です。

マスターページを編集してみよう

マスターページの編集をするためには、「Aマスター」をダブルクリックします。
まだ何も文字や図形を配置してませんので、切り替わったようには見えませんが、右側ページパネル上の「Aマスター」の文字が黒背景に白抜きの文字になっていたらOKで、「Aマスター」のページに切り替わっています。

この「Aマスター」のページに、ためしに何か文字を配置してみましょう。
Illustratorとは違って、ドキュメントをクリックするだけでは文字が配置できないので、フレームを作成してからそこに文字を入力しましょう。
見出しとしたいので、大きめの文字を目立つように設置しました。

Aマスターに文字が入力できたら、今度はページパネルの1ページ目をダブルクリックしてみます。「Aマスター」と全く同じように、文字が入っているはずです。同様に、2ページ目、3ページ目をそれぞれダブルクリックして表示させてみても、「Aマスター」と同じ位置に文字が入っています。
つまりこれは、Aマスターで設定した文字や図形などが、そのまま通常のページに引き継がれる、ということなんです。

まだ少しむずかしいと感じてる方もいるでしょうから、つづけて、3ページ目をダブルクリックして、ドキュメント上に別の図形を配置してみます。矩形ツールの使い方は、Illustratorとだいたい一緒なので、戸惑うことはないはずです。
そして、1ページ目や2ページ目など、3ページ目以外のページをダブルクリックすると、図形は配置されていません。当然と言えば当然なんですが、個別のページは他のページに影響されることはなく、図形や文字を置いたら、そのページにだけ反映されます。

もしまだ理解が追いついていない、という方はぜひ、「Aマスター」ページをダブルクリックして図形を配置したり、それ以外の通常のページをダブルクリックして文字を配置したりして、ためしてみてください。マスターページが他の通常のページに影響するんだな、ということがわかってくるはずです。

マスターページが理解できたら、いったん最初にAマスターに設置した見出し以外は消します。そのあとにAマスターを開いて、今度はガイドを引きます。見出しと本文のすき間を決めるためのガイドにしたいので、ちょうどいい位置にガイドを設置します。
その状態で、通常の1ページ目などを開くと、ガイドの設定が残っているはずです。このように、マスターページに設定したガイドも、他のページに影響します。

master2

マスターページの適用を外す

今度は、マスターページの適用を外したり、適用させたりする手順をみていきましょう。
今回はドキュメントを作成したときに、最初からAマスターが適用されている状態でした。これを外すには、ページパネルの「Aマスター」の上にある、[なし]というものを、2本線の下部、各ページにドラッグ&ドロップしてあげることで、できます。1ページ目に[なし]をドラッグ&ドロップしてあげた場合、1ページ目の上部にあった「A」がなくなって空白になっているので、マスターページが適用されてないんだなってことがわかります。
同様に、マスターページを適用させる場合は、マスターページ(今のところAマスターしかないですが、なんとマスターページは複数作れます)をドラッグ&ドロップで、適用されます。

ちょっとややこしくなるので今回は使いませんが、マスターページの中にマスターページを適用させることもできます。ただし、複数のマスターページを一つのページに適用させることはできません。

ページ番号をマスターページに入れて、自動でページ数を表示する

ページ数の番号は、全ページに表示させたいのでマスターページを編集しましょう。Aマスターをダブルクリックします。
まずは番号を入れたい位置に、テキストフレームを作成します。そして、文字ツールでテキストフレームを選択したら、書式>特殊文字の挿入>マーカー>現在のページ番号 を選択。

num

「A」という文字が入りましたが、これはAマスターのことで、実際には数字が入ることになります。実際に、各ページをダブルクリックしてみて、先ほどページ番号を入れた部分が数字になっていればOKです。

マスターページを、各ページで変更する

マスターページで配置した文字や図形を各ページでクリックしてみても、ぜんぜん反応しないことは、もしかしたらもう試した後かもしれません。でも、じつは各ページでもマスターページのオブジェクトを、そのページに限りますが、変更することが可能です。それはオーバーライドと呼ばれる方法で、変更したいオブジェクトの上で、Ctrl(command)+Shiftクリックで、変更ができるようになります。
「このページの、この見出しだけ変えたいけど、他は一緒」というときに便利な機能ですね。

段落スタイルを使えるようになろう

ここまで、マスターページに関することを解説してきましたが、それ以外にも便利な機能があります。その一つが、「段落スタイル」です。
これは、フォントのサイズや書体、行間、字間、その他ルビやら圏点やら、さまざまなフォントにまつわるスタイルを登録して、スタイルを使いまわせる機能です。
初期状態だとパネルに出ていない場合もあるので、
ウィンドウ>スタイル>段落スタイル
で表示させます。

そのあと、段落スタイルのパネルで下部にある新規スタイルの作成ボタンを押します。
すると「段落スタイル1」という名前で新たにスタイルができます。
こちらはそのままだと基本の設定ですので、設定を変更しましょう。名前の上でダブルクリックすると、設定画面が表示されます(名前の変更になる場合もありますので、ずらして再度ダブルクリックしてみてください)。すると左側にたくさんの項目が表示されるのですが、おもに使うのは「基本文字形式」です。
今回は「基本文字形式」を変更して、太めでサイズも大きいスタイルに設定しましょう。スタイルの名前も、わかりやすいもの(私はたとえば「28px太字」などにしています。「見出し2」などの名前もよいでしょう)

その次に、テキストフレームを作成し、文字を入力します。そうすると、先ほど作成したスタイルが青色で選択されている場合、大きいサイズになった状態のスタイルが適用されたテキストができるはずです。
また、逆に文字を作成し、大きさなどを変更したうえで段落スタイルの新規作成ボタンを押すと、変更を引き継いだ段落スタイルを新規に作成することもできます。

ちなみに、この段落スタイルはIllustratorにもある機能ですが、けっこう使っていない人も多いかと思うので、紹介しました。

PDFに出力してみる

最後に、InDesignのデータのままだとプレゼンの資料にはならないので、PDFとして書き出しをしてあげましょう。
ファイル>書き出し
と選びます。
このとき、もしPDFにしようとしているファイルに何かエラーがある場合、右下に赤丸で「エラー」と表示してくれるという機能もInDesignにはあります。便利!
さらには、PDFの書き出しをする直前にダイアログで確認もしてくれます。

error

エラーというとJSとかASのエラーみたいに、なんだかわけのわからない恐ろしいもの、という印象を受けるかもしれないですが、InDesignのエラーはだいたいは画像のリンク切れか、文字量がテキストフレームに収まっていないときが多いので、それらを直してあげましょう。

おわりに

というわけで、InDesignでのプレゼン資料の作り方を紹介してきましたが、ほんとうに便利なソフトなので、InDesignを開いたことのない、使ったことがないという方もぜひぜひ、この機会に触れてみてください。
マスターページと段落スタイルがわかれば、あとはページをどんどん作っていくだけです。それ以外の操作感は、ほんとにIllustratorみたいですので、問題なくページを作っていけるはずです。
そして、プレゼン資料の作り方に慣れたら、電子書籍だったり通常の書籍もそのうち作れるようになる……かもしれないです。

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